CIGS型薄膜太陽電池のホンダソルテック
ホンダソルテックは自動車メーカーホンダの太陽光発電事業を進める子会社です。ホンダというと2足歩行ロボット「ASIMO」や燃料電池乗用車「FCX」をつくりだしたことでも分かるように、常に時代リードするプロダクツを世に送りだしている世界的企業でもあります。
ホンダが太陽光発電事業に本格的に参集したのが2006年の12月のこと。
この事業への参入のきっかけとなったのが、オーストラリアで行われた太陽電池の自動車レースへの参戦だと言われています。
3度目の1993年のレースで優勝したホンダは、その後社内で半導体技術の基礎研究を進めていったのですが、新しい形の電池をやろうという方針のもとCIGS型の太陽電池をやっていくことに決定します。
その決め手となったのが、結晶シリコンの太陽電池が思いのほか製造コストがかかるという点で、よりエネルギー回収年数が短く社会の役に立ちそうだと言う結論からCIGS型の太陽電池の開発が進められたそうです。
結晶シリコンで進めていける状況になりながら、次世代の太陽電池として期待されているCIGS型の薄型電池に方向をシフトした辺りは、いかにもホンダらしいエピソードではないでしょうか。
CIGS型といっても結晶シリコンの太陽電池を搭載した太陽光発電システムと、発電の仕組みが変わることはありません。
CIGS型は製造コストが低い分、今後パネルの価格も抑えていくことが可能になっていきます。
その点でも、CIGS型太陽電池はユーザーメリットが大きい商材だと言えるでしょう。
ただし課題もあって、それは、シリコン系の太陽電池に比べて、現時点では光電変換効率が低いということです。
もともと理論値では光電変換効率が高いCIGS型ですから、将来的にもっとシステムの性能が上がってくると、CIGS型の太陽光発電がシェアを拡大していくことは間違いないでしょう。
なおホンダソルテックの保証制度ですが、通常の関連機器の10年保証に加えて、水害・落雷などの自然災害から火災や盗難まで幅広くサポートしています。
また有償ですが定期点検を受けることができますので、保証内容としては手厚くなっていると考えて良いのではないでしょうか。
ちなみに、出力保証は公称最大出力の下限値の90%までとなっており、機能保証は太陽電池モジュール、パワーコンディショナーのほか、接続箱やケーブル関係も対象となっています。