太陽光発電の費用対効果は?

太陽光発電の費用対効果は?

太陽光発電は、一般的にメンテナンスフリーとか故障が少ないと言う認識が通用しています。
そのため太陽光発電に投下した費用がどのぐらいで回収できるものかということが、太陽光発電の話題のなかではかならず言及されます。
もし運良く、保証期間外の故障や部品交換が発生しなかったとしたら、現在は国の固定買取制度もありますので、20年弱で太陽電池への投資費用が回収できるかも知れません。
ただこの場合も、余剰電力の買取が効果的に行われているかどうかがひとつのカギになるでしょう。
また、太陽光発電は住宅の立地条件も大きく影響してきますので、費用対効果の高いシステムを検討するにも、どの程度のシステムが適当かということは明言できるものではありません。
それを承知であえて言うなら、家族構成や住宅の大きさや性能にもよるのですが、売電による経済効果が期待出来るシステムとしては、4人以上の家族構成になると4KW程度のものが必要だと思います。
導入時に業者から発電シミュレーションが提示されるはずなので、発電量はしっかり確認してください。
また、なかには契約を首尾良く進めたい一心で、楽観的な予測で押し通す業者もいるようです。
業者からの説明は注意深く聞いて、発電資料も自宅でじっくり目を通して再検討してください。
また太陽光発電の費用対効果を考える際に、メンテナンスにかかる費用も無視することが出来ません。
冒頭でも触れましたが、太陽光発電は、故障しにくいと言う認識が強いと思います。
しかし、NPO法人産総研の調べでは、国内で世知された太陽光発電システムの保守履歴を調査したところ、太陽光パネルの交換(一部交換を含む)事例は全体の13%あることが分かっています。
またパワーコンディショナーの不具合に関しては、10年以内で17%の機器が、一部の部費交換も含めて修理対象に上がっていることが分かっています。
この数を多いと考えるか、普通だと考えるかは判断が分かれるところですが、太陽光発電をメンテフリーと考えるのは、あまりにも楽観的すぎるでしょう。
軽微な修理で済むのであれば、費用対効果にさほど影響はないでしょうが、保証期間すぎてからの機器の不具合や太陽電池の交換が発生した場合は、これまで考えられていた回収期間で元をとることは、かなり難しいはなしになってきます。
太陽光発電の、特にパネルの不具合に関しては、定期点検による早期不具合発見が欠かせません。
設置業者の技術も大切ですが、物件の定期点検を億劫がらずに実施してくれる真面目な業者に工事を依頼することも、一定レベル以上の費用対効果を保持するために、とても重要なことなのです。